#216 在野研究には締切が存在しない!?
前回の投稿では、「在野研究者として地域マテリアルフロー分析に取り組む意義」と題して、
- オリジナリティや新規性を追求せざるを得ないのが在朝の研究者の宿命であれば、オリジナリティや新規性に必ずしも囚われる必要がないのが、在野研究者の利点
- 在野研究者の利点を活かしながら、自分のペースで、自分が納得がいくまで、地域マテリアルフロー分析を行っていく
ことについて、言及しました。
だからというわけではないのですが、ここ1ヶ月ほどは、ペースが落ちた状態で重量単価初期値の推計に取り組んでいます。
ペースを落ちた背景として、
- 心身の不調
- 統計資料の入手に掛かる時間
の2点が挙げられます。
心身の不調について
本職の職場で新型コロナウイルスに感染した職員が複数名出たため、その代替のお仕事をすることが2週間ほどありました。その期間は心身ともに疲労感が強かったため、在野研究をお休みして、休息に時間を割くことにしていました。
休息の甲斐もあり、現在では8割方回復した実感があります。
統計資料の入手に掛かる時間について
重量単価初期値の推計において、調査年が2000年もしくは2005年の統計資料を利用することが多いのですが、統計資料によっては、e-statなどのオンラインサイトにて公開されていないものを多くあります。
その場合、国立国会図書館オンラインにおいて、記事掲載箇所調査申込を行い、自分が調べたい項目が掲載されている箇所の特定を依頼したのち、遠隔複写申込を行って、自分が調べたい箇所の複写を入手します。
記事掲載箇所調査申込も遠隔複写申込も、申込自体はオンラインで即座にできるのですが、回答や発送が完了するまでに日数を要します。
研究作業のペースが落ちるのはもどかしく感じることもありますが、(良くも悪くも)研究において締切が存在しない在野研究者なので、自分が納得がいくまで時間を費やしていこうと思います。