#191 2000年における兵庫県の地域マテリアルフロー分析を始めます!
投稿#189より、2014年(平成26年)日本全国における統合小分類別の生産量および生産額の推計に取り組んできました。
統合小分類別の推計を行うには、細品目ごとに生産量および生産額を推計し、その結果を積み上げていくことになります。
産業連関表作成対象年(西暦の末尾が0または5)の場合、産業連関表の付帯表である部門別品目別国内生産額表が作成・公表されています。
部門別品目別国内生産額表には、細品目単位での生産額と生産量が記載されているので、推計作業が容易となります。
それに対して、2014年の場合、部門別品目別国内生産額表に相当する統計資料が存在しません。なので、他の統計資料を利用することになります。品目によっては、統計資料が存在せず、推計が不可能となる場合があります。
このように、産業連関表作成対象年以外の年では、統計資料の制約を受けることが明らかになりました。
そこで、次回の投稿から、産業連関表作成年における地域マテリアルフロー分析を行っていこうと思います。
その一歩として、研究対象年を2000年(平成12年)に、研究対象地域を兵庫県に設定します。
研究対象年を2000年にしたのは、先行研究のデータが容易に利用可能だと判断したからです。
また、研究対象地域を兵庫県にしたのは、2000年の産業連関表(統合小分類)が公表されていること、そしてなにより、地元であることですね^^;
実は、以前に地元である兵庫県の地域マテリアルフロー分析(Regional Material Flow Analysis)に取り組もうと思ったのですが、断念した経緯があります。
次回の投稿から、先行研究の追試という形で、兵庫県の地域マテリアルフロー分析に取り組んでいきます。
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