#227 2005年(平成17年)産業連関表における鉄鋼の重量単価初期値の推計

今回の投稿は、2005年(平成17年)産業連関表における鉄鋼の重量単価初期値の推計についてです。

2611 銑鉄・粗鋼

平成17年の物量表において、以下の基本分類(行)での生産量[t]と生産額の両方が記載されています。

  • 2611011 銑鉄
  • 2611021 フェロアロイ
  • 2611031 粗鋼(転炉)
  • 2611041 粗鋼(電気炉)

したがって、これらの生産量[t]と生産額を利用して、重量単価初期値を推計しました。

2612 鉄屑

橘ら(2012)によると、1985年以降の重量単価初期値の値が、2611 銑鉄・粗鋼 の重量単価初期値の値と等しくなっています。そこで、今回は、2611 銑鉄・粗鋼 の平成17年の重量単価初期値と等しいと仮定しました。

2621 熱間圧延鋼材

平成17年の物量表において、以下の基本分類(行)については、生産量と生産額の両方が記載されています。

  • 2621011 普通鋼形鋼
  • 2621012 普通鋼鋼板
  • 2621013 普通鋼鋼帯
  • 2621014 普通鋼小棒
  • 2621015 その他の普通鋼熱間圧延鋼材

また、2621-016 特殊鋼熱間圧延鋼材については、平成17年の品目別国内生産額表において、細品目 2621016401 その他の鋼材 以外は、生産量[t]と生産額の両方が記載されています。したがって、これらの生産量[t]と生産額を利用して、重量単価初期値を推計しました。

2622 鋼管

平成17年の物量表に記載の生産量[t]と生産額から、重量単価初期値を推計しました。

2623 冷延・めっき鋼材

平成17年の物量表に記載の生産量[t]と生産額から、重量単価初期値を推計しました。

2631 鋳鍛造品

平成17年の物量表に記載の生産量[t]と生産額から、重量単価初期値を推計しました。

2649 その他の鉄鋼製品

平成17年の品目別国内生産額表において、全ての品目について生産数量の記載がありませんでした。橘ら(2012)の推計では、平成12年の重量単価初期値が、2631 鋳鍛造品 の平成12年の重量単価初期値と等しくなっていました。したがって、今回の推計では、2631 鋳鍛造品の平成17年の重量単価初期値と等しいと仮定しました。

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