#199 産業連関表に基づいたMFAにおける重量単価について

これまでやってきたこと

投稿#195〜#198において、2000年の兵庫県産業連関表に基づいたマテリアルフロー分析(Material Flow Analysis;MFA)を行ってきました。

図196-3 兵庫県の生産活動におけるマテリアルフロー(単位 : t/人/年)(再掲)

これから取り組むこと

産業連関表は5年に一度の頻度で公表されているので、産業連関表のデータを更新することで、他年度でのMFAが可能となります。

そこで本研究では、2000年に引き続き、2005年兵庫県の産業連関表に基づいたMFAに取り組むことにします。

重量単価を設定する

橘ら(2012)によると、産業連関表に基づいた MFA を行うためには,産業連関表の各品目について適切な重量単価を設定し,金額ベースで集計されている産業連関表を重量ベースの物流表に変換することが必要になります。

2000年の重量単価については、橘ら(2012)のデータを直接利用しましたが、2005年の重量単価については、先行研究が存在しないため、自分で推計を行わなければなりません。

次回の投稿から、2005年産業連関表の各品目における重量単価の推計方法について、本ブログに記していくことにします。

引用文献

橘 隆一, 近藤 浩正, 荒川 正幹, 後藤 尚弘, 船津 公人, 藤江 幸一, 産業連関表を用いた重量単価の最適化モデルの開発と神奈川県のマテリアルフロー分析への応用, 環境科学会誌, 2012, 25 巻, 2 号, p. 134-150

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