#185 2014年(平成26年)大阪府における農林水産業の小分類別生産量の推計
投稿#184にて、産業連関表の小分類における産業廃棄物量を推計しました。今回の投稿から、小分類別の生産量の推計に移行します。
2014年(平成26年)大阪府における農林水産業の小分類別生産量の推計
基本的には、統計資料に生産量が重量で記載されている場合は、そのデータを直接利用します。
統計資料に生産量が重量以外の単位で記載されている品目については、重量に換算する方法を以下に記載しています。
0116 非食用作物
農林水産省「平成26年作物統計調査」において、大阪府におけるパンジーの生産量の単位が「千本」と本数になっていたので、単位を重量に換算する必要があります。
パンジー1本は、3号ポットに収まると仮定します。3号ポットには土(培養土)が0.3リットル入ります。また、培養土の密度は0.4〜0.6kg/lです。
したがって、培養土とパンジー本体を合わせた密度は0.5kg/lと仮定することで、本数を重量に換算しました。
0121 畜産
農林水産省「平成26年家畜統計」では、家畜は重量ではなく、頭数または羽数で生産数量が記載されています。したがって、以下の単位計算値によって、重量に換算しました。
- 乳用牛:0.6t/頭
- 肉用牛:0.75t/頭
- 豚:0.11t/頭
- 採卵鶏:0.025t/羽
0151 育林
苗木、立木の成長が品目となり、産業連関表において、産出の対象となる産業は見受けられないので、生産量は0[t]と推計しました。
素材仕向分として、林野庁「平成26年木材需給報告書」に記載の素材生産量を単位を重量に換算して、生産量としました。単位換算値は、$$ 0.5t/m^3 $$ となります。
(2023年2月20日 削除と追記)
0152 素材
林野庁「平成26年木材需給報告書」に記載の素材生産量を単位を重量に換算して、生産量としました。単位換算値は、$$ 0.5t/m^3 $$ となります。
0172 内水面漁業
農林水産省「平成26年漁業・養殖業生産統計」によると、大阪府における内水面漁業は、該当するデータはありませんでした。また、内水面養殖は、生産量が「x」と秘匿処理がされていました。
したがって、内水面漁業の生産量は0tと推計せざるを得ませんでした。